INSERT文の基本構文
SQLのINSERT文を使うことで、データベースのテーブルにレコードを追加できます。
INSERT INTO テーブル名 (列名1, 列名2, 列名3・・・)
VALUES (値1, 値2, 値3・・・) ;
※すべての列にデータをセットする場合、列名は省略可
本記事では、INSERT文を用いてテーブルにレコードを追加する方法について解説しています。
INSERT文の書き方
それでは、INSERT文を用いて「item」テーブルにレコードを追加します。
SELECT * FROM item;
+----+-------+-------+----------+
| id | name | price | category |
+----+-------+-------+----------+
| 1 | 商品A | 1980 | 書籍 |
| 2 | 商品B | 4980 | 家具 |
| 3 | 商品C | 7200 | 家具 |
| 4 | 商品D |500 | 書籍 |
| 5 | 商品E | 980 | 書籍 |
+----+-------+-------+----------+
■INSERT文の使用例(列名指定)
INSERT INTO
item (id, name, price, category)
VALUES
('6', '商品F', '1000', '雑貨');
■データ登録後
SELECT * FROM item;
+----+-------+-------+----------+
| id | name | price | category |
+----+-------+-------+----------+
| 1 | 商品A | 1980 | 書籍 |
| 2 | 商品B | 4980 | 家具 |
| 3 | 商品C | 7200 | 家具 |
| 4 | 商品D | 500 | 書籍 |
| 5 | 商品E | 980 | 書籍 |
| 6 | 商品F | 1000 | 雑貨 |
+----+-------+-------+----------+
INSERT文により新しいデータを新規登録した結果、「id = 6」のレコードが「item」テーブルに追加されました。
テーブルにレコードを追加する(列名省略)
続いては、列名を省略した場合のINSERT文の使用例です。
■INSERT文の使用例(列名省略)
INSERT INTO
item
VALUES
('7', '商品G', '2500', '雑貨');
> SELECT * FROM item;
+----+-------+-------+----------+
| id | name | price | category |
+----+-------+-------+----------+
| 1 | 商品A | 1980 | 書籍 |
| 2 | 商品B | 4980 | 家具 |
| 3 | 商品C | 7200 | 家具 |
| 4 | 商品D | 500 | 書籍 |
| 5 | 商品E | 980 | 書籍 |
| 6 | 商品F | 1000 | 雑貨 |
| 7 | 商品G | 2500 | 雑貨 |
+----+-------+-------+----------+
INSERT文により新しいデータを新規登録した結果、「id = 7」のレコードが「item」テーブルに追加されました。
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