データベース設計

【SQL入門】カラムに別名をつける(AS句)

SQLのAS句を使うことで、SELECT文で抽出したカラムに別名をつけることができます。

AS句の基本構文

SELECT  列名  AS  別名  FROM  テーブル名;

本記事では、AS句を使用し抽出したカラムに別名をつける方法について解説しています。

また「itemテーブル」には、次のようなデータが格納されていることを前提としています。

id ※PKnamepricecategory
1商品A1980書籍
2商品B4980家具
3商品C7200家具
4商品D500書籍
5商品E980書籍
itemテーブル

AS句の使用例

以下の例では、AS句を使わずに「item」テーブルから「name」「price」「category」を抽出しています。

■通常のSELECT文

SELECT
    name , price , category
FROM
    item;

■実行結果

+-------+-------+----------+
| name  | price | category |
+-------+-------+----------+
| 商品A |  1980 | 書籍     |
| 商品B |  4980 | 家具     |
| 商品C |  7200 | 家具     |
| 商品D |   500 | 書籍     |
| 商品E |   980 | 書籍     |
+-------+-------+----------+

そして、以下はAS句を使用して「item」テーブルから「name」→ 別名「名前」、「price」→ 別名「価格」、「category」→ 別名「カテゴリ」と別名をつけて抽出しています。

■AS句の使用例

SELECT
    name AS '名前'
    , price AS '価格'
    , category AS 'カテゴリ'
FROM
    item;

■実行結果

+-------+------+----------+
| 名前  | 価格 | カテゴリ |
+-------+------+----------+
| 商品A | 1980 | 書籍     |
| 商品B | 4980 | 家具     |
| 商品C | 7200 | 家具     |
| 商品D |  500 | 書籍     |
| 商品E |  980 | 書籍     |
+-------+------+----------+

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