データベース設計

【SQL入門】SELECT LIKE句の使い方

SELECT LIKE句の基本構文

SQLのSELECTでLIKE句を使用すると、対象の列に対して文字列検索を行うことができます。

LIKE句の基本構文

SELECT  列名  FROM  テーブル名  WHERE  列名  LIKE  '検索文字';

LIKE句で部分一致検索を行うには、次のワイルドカードを使用します。

ワイルドカード説明
%0文字以上の任意の文字列
_任意の1文字

任意の文字列(%)によるLIKE句の検索

 前方一致で検索する

SELECT文の条件に「LIKE 列名 '値%'」とすると、前方一致で検索することができます。

■前方一致 ※住所が「東京都~」のデータを抽出

SELECT * FROM user WHERE address LIKE '東京都%';

後方一致で検索する

SELECT文の条件に「LIKE 列名 '%値'」とすると、前方一致で検索することができます。

■後方一致 ※住所が「~市」のデータを抽出

SELECT * FROM user WHERE address LIKE '%市';

部分一致で検索する

SELECT文の条件に「LIKE 列名 '%値%'」とすると、部分一致で検索することができます。

■部分一致 ※住所が「~県~」のデータを抽出

SELECT * FROM user WHERE address LIKE '%県%';

任意の1文字(_)によるLIKE句の検索

アンダースコア(_)は任意の1文字をあらわします。

■任意の1文字 ※年齢が「20」代のデータを抽出

SELECT * FROM user WHERE age LIKE '2_';

LIKEの否定文

SELECT文の条件に「NOT LIKE 列名 '値'」とすると、LIKEの否定で検索することができます。

■LIKEの否定 ※住所が「~県~」以外のデータを抽出

SELECT * FROM user WHERE address NOT LIKE '%県%';

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