本記事では、while文を使った繰り返し処理について紹介します。
while文を使った繰り返し処理
while(ホワイル)文とは、条件が成立している間 処理を繰り返し実行する制御文です。
同じ繰り返し処理であるfor文、foreach文との違いは、繰り返しの回数があらかじめ決まっていないところです。
while文の書き方
while (条件) {
// 繰り返しの中で実行される処理
}
while文では、条件が成立する限り処理を繰り返します。
次の例では、「$i < 5」の条件が成立している間、while内の処理を繰り返し実行しています。
[while文の使用例]
<?php
$i = 0;
while ($i < 5) {
print("iの値=”.$i."<br>");
$i++;
}
?>
[実行結果]
iの値=0
iの値=1
iの値=2
iの値=3
iの値=4
while文の注意点
繰り返し回数があらかじめ決まっているfor文やforeach文とは違って、while文は繰り返し回数が決まっていません。
そのため、常に成り立つような条件を書いてしまうと、処理を永遠に繰り返してしまいます。これを無限ループといいます。
while文を使うときは、無限ループを作りこまないように注意が必要です。
do-while文を使った繰り返し処理
do-while文も、while文と同じように繰り返しを行う制御文です。
while文との違いは、while文は条件が成立しないと処理を1度も実行しないことがありますが、do-while文は、条件が成立しなくても必ず1度は処理を実行します。
do-while文の書き方
do {
// 繰り返しの中で実行される処理
} while (条件)
[do-while文の使用例]
<?php
$i = 0;
do {
print("iの値=".$i."<br>");
$i++;
} while ($i < 2);
?>
[実行結果]
iの値=0
iの値=1
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本記事では、while文を使った繰り返し処理について紹介しました。
PHPを学習されている方のお力になれれば幸いです。