Active Server Pages(ASP)入門 – クラシックASPの基礎
- テキストファイルを読み込む
- テキストファイルを書き込む
- ファイルに指定された数の改行文字を書き込む
- テキストファイルに追加する
- ファイルの存在をチェックする
- ファイル情報を表示する
- ファイルをコピーする
- フォルダ情報を表示する
- ファイルまたはフォルダを移動する
- ファイルまたはフォルダを削除する
Scripting.FileSystemObject はファイル操作をするオブジェクトです。
テキストファイルを読み込む
OpenTextFileでファイルを開きます。
第1パラメータ→ 必ず指定します。(例では、c:\sample.txt)
第2パラメータ→ 1:読み取り専用、2:書き込み専用、8:ファイルの最後に書き込み
第3パラメータ→ True(規定値):新しいファイルを作成する、False:新しいファイルを作成しない
第4パラメータ→ 0(規定値):ASCII ファイルとして開く、-1:Unicode ファイルとして開く、-2:システムの既定値で開く
ReadLineでテキストファイルを読み込みます。
Closeでファイルをクローズします。
(サンプルプログラム)
<%
Set objFso = Server.CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
Set objFile = objFso.OpenTextFile("c:\sample.txt", 1, False)
If Err.Number > 0 Then
Response.Write "Open Error"
Else
Do Until objFile.AtEndOfStream
Response.Write objFile.ReadLine & "<br>"
Loop
End If
objFile.Close
Set objFile = Nothing
Set objFso = Nothing
%>
テキストファイルを書き込む
OpenTextFileでファイルを開きます。
第1パラメータ→ 必ず指定します。(例では、c:\sample.txt)
第2パラメータ→ 1:読み取り専用、2:書き込み専用、8:ファイルの最後に書き込み
第3パラメータ→ True(規定値):新しいファイルを作成する、False:新しいファイルを作成しない
WriteLineでテキストファイルを書き込みます。
Closeでファイルをクローズします。
(サンプルプログラム)
<%
Set objFso = Server.CreateObject(" Scripting.FileSystemObject")
Set objFile = objFso.OpenTextFile("c:\sample.txt", 2, True)
If Err.Number > 0 Then
Response.Write "Open Error"
Else
objFile.WriteLine "書き込みたい文字列をここにセットです。"
End If
objFile.Close
Set objFile = Nothing
Set objFso = Nothing
%>
ファイルに指定された数の改行文字を書き込む
OpenTextFileでファイルを開きます。
第1パラメータ→ 必ず指定します。(例では、c:\sample.txt)
第2パラメータ→ 1:読み取り専用、2:書き込み専用、8:ファイルの最後に書き込み
第3パラメータ→ True(規定値):新しいファイルを作成する、False:新しいファイルを作成しない
WriteBlankLinesで指定された数の改行文字を書き込みます。
Closeでファイルをクローズします。
(サンプルプログラム)
<%
Set objFso = Server.CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
Set objFile = objFso.OpenTextFile("c:\sample.txt", 2, True)
If Err.Number > 0 Then
Response.Write "Open Error"
Else
objFile.WriteBlankLines 10
End If
objFile.Close
Set objFile = Nothing
Set objFso = Nothing
%>
テキストファイルに追加する
OpenTextFileでファイルを開きます。
第1パラメータ→ 必ず指定します。(例では、c:\sample.txt)
第2パラメータ→ 1:読み取り専用、2:書き込み専用、8:ファイルの最後に書き込み
第3パラメータ→ True(規定値):新しいファイルを作成する、False:新しいファイルを作成しない
WriteLineでテキストファイルを書き込みます。
Closeでファイルをクローズします。
<%
Set objFso = Server.CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
Set objFile = objFso.OpenTextFile("c:\sample.txt", 8, True)
If Err.Number > 0 Then
Response.Write "Open Error"
Else
objFile.WriteLine & "ここに追加する文字列を記入です。"
End If
objFile.Close
Set objFile = Nothing
Set objFso = Nothing
%>
ファイルの存在をチェックする
FileExistsで指定されたパスのファイルの存在をチェックします。
指定されたファイルが存在する場合は、真 (True) を返し、存在しない場合は 偽 (False) を返します。
(サンプルプログラム)
<%
Set objFso = Server.CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
If objFso.FileExists("c:\sample.txt") Then
Response.Write "ファイルが存在します。"
else
Response.Write "ファイルは存在しません。"
End If
Set objFso = Nothing
%>
ファイル情報を表示する
GetFileで指定されたパスのファイルオブジェクトを取得します。
(サンプルプログラム)
<%
Set objFso = Server.CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
Set objFile = objFso.GetFile("c:\sample.txt")
Response.Write "作成日時:" & objFile.DateCreated & "<br>"
Response.Write "更新日時:" & objFile.DateLastModified & "<br>"
Response.Write "サイズ:" & objFile.Size & "<br>"
Response.Write "タイプ:" & objFile.Type & "<br>"
Response.Write "属性:" & objFile.Attributes & "<br>"
Set objFile = Nothing
Set objFso = Nothing
%>
ファイルをコピーする
CopyFileでファイルをコピーします。
第1パラメータ→ 必ず指定します。ワイルドカード文字(*)を使用できます。
第2パラメータ→ 必ず指定します。(例では、"d:\")
第3パラメータ→ True(規定値):読み取り専用ファイルを上書きする、False:読み取り専用ファイルを上書きしない
(サンプルプログラム)
<%
Set objFso = Server.CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
objFso.CopyFile("c:\sample.txt","d:\", True) ※c:\sample.txt というファイルを d:\ にコピーします。
objFso.CopyFile("c:\*.txt","d:\", True) ※c:\*.txt のファイルを d:\ にコピーします。
Set objFso = Nothing
%>
フォルダ情報を表示する
GetFolderで指定されたパスのフォルダオブジェクトを取得します。
(サンプルプログラム)
<%
Set objFso = Server.CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
Set objFolder = objFso.GetFolder("c:\Windows")
Response.Write "作成日時:" & objFolder.DateCreated & "<br>"
Response.Write "更新日時:" & objFolder.DateLastModified & "<br>"
Response.Write "サイズ:" & objFolder.Size & "<br>"
Response.Write "タイプ:" & objFolder.Type & "<br>"
Response.Write "属性:" & objFolder.Attributes & "<br>"
Set objFile = Nothing
Set objFso = Nothing
%>
ファイルまたはフォルダを移動する
MoveFileでファイルを移動します。
MoveFolderでファイルを移動します。
第1パラメータ→ 必ず指定します。ワイルドカード文字(*)を使用できます。
第2パラメータ→ 必ず指定します。(例では、"d:\")
(サンプルプログラム)
<%
Set objFso = Server.CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
'---ファイルを移動---
objFso.MoveFile("c:\sample.txt","d:\") ※c:\sample.txt ファイルを d:\ に移動します。
objFso.MoveFile("c:\*.txt","d:\") ※c:\*.txt ファイルを d:\ に移動します。
'---フォルダを移動---
objFso.MoveFolder("c:\temp1","d:\") ※c:\temp1フォルダを d:\ に移動します。
objFso.MoveFolder("c:\temp*","d:\") ※c:\temp フォルダを d:\ に移動します。
Set objFso = Nothing
%>
ファイルまたはフォルダを削除する
DeleteFileでファイルを削除し、DeleteFolderでフォルダを削除します。
第1パラメータ→ 必ず指定します。ワイルドカード文字(*)を使用できます。
第2パラメータ→ True:読み取り専用ファイルも削除する、False(規定値):読み取り専用ファイルも削除しない
(サンプルプログラム)
<%
Set objFso = Server.CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
' --- ファイルを削除 ---
objFso.DeleteFile("c:\sample.txt",True)
' --- フォルダを削除 ---
objFso.DeleteFolder("c:\temp",True)
Set objFso = Nothing
%>
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