本記事では、PHPの繰り返し処理(foreach文)について紹介します。
foreach文を使った繰り返し処理
foreach(フォーイーチ)文とは、配列の要素の数だけ繰り返しを行う制御文です。
for文のようにカウンタの初期値や繰り返しを続けるための条件、カウンタの増え方(減り方)を設定する必要はなく、指定した配列の要素の数だけ繰り返しを行います。
foreach文の書き方は以下の通りです。
上記の例では、配列「$array」から要素を1つずつ取り出し変数「$value」に値を格納し、配列の要素が無くなるまで繰り返し処理を実行します。
foreach文の使用例
<?php
$moneys = array(100,300,500,1000); // 金額の配列
$ttl = 0; // 合計額
foreach ($moneys as $val) {
var_dump($val);
print("<br>");
// 金額を合算する
$ttl += $val;
}
print("合計金額:". $ttl ."円");
?>
上記例では、金額の配列「$moneys」の要素数分 foreach文で繰り返し、配列「$moneys」に格納されている値の合計額を求めています。
[実行結果]
int(100)
int(300)
int(500)
int(1000)
合計金額:1900 円
foreach文で配列要素のキーを取得する
foreach文では、配列要素の値だけではなく、「キー」を取得することができます。
[foreach文の使用例(値とキーを取得)]
<?php
$item = array("100" => "和食", "101" => "中華", "102" => "洋食");
foreach ($item as $key => $val) {
print("キーは”.$key."値は".$val."<br>");
}
?>
[実行結果]
キーは100 値は和食
キーは101 値は中華
キーは102 値は洋食
上記の例では、配列「$item」から要素を一つ取り出し変数「$val」に値を格納、変数「$key」にキーを格納し、配列の要素が無くなるまで繰り返し処理を実行します。
本記事では、PHPの繰り返し処理(foreach文)について紹介しました。PHP学習されている方のお力に慣れればと思います。
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