Active Server Pages(ASP)入門 – クラシックASPの基礎
- 文字の長さを表示する
- アルファベットを大文字または小文字で変換する
- 指定した文字を検索する
- 左端または右端の文字を取り出す
- 任意の位置と文字数の文字を取り出す
- 文字列の先頭または末尾のスペースを取る
- 指定した文字を置換する
- 文字を比較する
文字の長さを表示する
Len()で指定した文字列の長さを取得します。
<% '-- 文字列の長さを表示する
Response.Write Len("abcde") %>
結果 … 5
アルファベットを大文字または小文字で変換する
LCase()は指定文字列を小文字に、UCase()は大文字に変換します。
<% '--- 小文字に変換
Response.Write LCase("abcdeABCDE") %>
結果 ... "abcdeabcde"
<% '--- 大文字に変換
Response.Write UCase("abcdeABCDE") %>
結果 ... "ABCDEABCDE"
指定した文字を検索する
InStr()は指定文字列を最初から、InStrRevは最後から何文字目かを取得します。
結果が0の場合は文字が見つからないという結果です。
strWord = "abcdeabcdef"
<% '--- 最初から検索
Response.Write InStr(strWord,"a") %>
結果 ... 1
<% '--- 最後から検索
Response.Write InStrRev(strWord,"a") %>
結果 ... 6
<% '--- 検索結果なし
Response.Write InStr(strWord,"z") %>
結果 ... 0
左端または右端の文字を取り出す
Left()は左端から、Right()は右端から指定文字数の文字を取得します。
strWord = "abcdeabcdef"
<% '--- 左から1番目まで取り出し
Response.Write Left(strWord,1) %>
結果 ... a
<% '--- 左から2番目まで取り出し
Response.Write Left(strWord,2) %>
結果 ... "ab"
<% '--- 右から1番目まで取り出し
Response.Write Right(strWord,1) %>
結果 ... "f"
<% '--- 右から2番目まで取り出し
Response.Write Right(strWord,2) %>
結果 ... "ef"
任意の位置と文字数の文字を取り出す
Mid()は指定位置から指定文字数の文字数を取得します。
1つ目の引数は文字位置、2つ目の引数は文字数です。
2つ目の引数を省略すると、指定した文字位置以降の文字を取得できます。
strWord = "abcdeabcdef"
<% '-- 2番目から1つ取り出し
Response.Write Mid(strWord,2,1) %>
結果 ... b
<% '-- 2番目から3つ取り出し
Response.Write Mid(strWord,2,3) %>
結果 ... "bcd"
<% '-- 2番目から取り出し
Response.Write Mid(strWord,2) %>
結果 ... "bcdeabcdef"
文字列の先頭または末尾のスペースを取る
Trim()は先頭と末尾、LTrim()は先頭、RTrim()は末尾のスペースを取ります。
1バイト(半角)、2バイト(全角)に関わらずスペースを取ります。
strWord = " abc "
<% '--- すべてのスペースを取り除く
Response.Write Trim(strWord) %>
結果 ... "adc"
<% '--- 先頭のスペースを取り除く
Response.Write LTrim(strWord) %>
結果 ... "abc "
<% '--- 末尾のスペースを取り除く
Response.Write RTrim(strWord) %>
結果 ... " abc"
指定した文字を置換する
Replace()は指定した文字を置換します。
第1引数は置換したい文字列、第2引数は置換する文字列、第3引数は置換する文字の位置を指定します。
第3引数は省略可能です。
strWord = "abcabcABC"
<% '--- "a" を "X" に置き換える
Response.Write Replace(strWord,"a","X") %>
結果 ... "XbcXbcABC"
<% '--- 3番目の"a" を "X" に置き換える
Response.Write Replace(strWord,"a","X",3)
結果 ... "abcXbcABC"
文字を比較する
StrComp()は指定した文字を比較します。
StrComp(A,B)の場合、A<Bなら-1、A>Bなら1、A=Bなら0を返します。
第1引数、第2引数は比較する文字列、第3引数は比較モードを指定します。
第3引数は0:バイナリモード、1:テキストモードで比較するモードです。
また省略可能で、省略した場合はバイナリモードで比較を行います。
<% '--- 結果は-1
Response.Write StrComp("A","a") %>
<% '--- 結果は0
Response.Write StrComp("A","a",1) %>
<% '--- 結果は-1
Response.Write StrComp("A","a",0) %>
<% '--- 結果は-1
Response.Write StrComp("1","a") %>
<% '--- 結果は-1
Response.Write StrComp("1","2") %>
<% '--- 結果は 1
Response.Write StrComp("2","1") %>
<% '--- 結果は 0
Response.Write StrComp("A","A") %>
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